2020年12月12日(土)交戦シリーズFINAL
■場所:後楽園ホール
■開場:17:00 開始:18:00
■主催:日本キックボクシング連盟
■認定:NKB実行委員会
■チケット料金
☆リングサイド15,000円 ☆A席7,000円 ☆B席6,000円
※パンフレットを無料で配布しています。
※選手のケガ・病気等によりカードが変わる場合があります。
※お席を必要としない中学生未満のお子さまは入場無料です。
12/12興行パンフレット こちらでご覧いただけます
第10試合 メインイベント ヘビー級 3分5R
NKBミドル級1位
田村 聖○
(拳心館)
元NKBヘビー級5位
×大畠 正士
(G-KICK RAISING)
NKBミドル級1位(前王者)・田村が禁断の挑戦をする。あれはもう13年前、当時NKBミドル級1位だった若生浩次(髙橋3兄弟の師)が、当時のヘビー級5位・鈴木と対戦。ミドル級では無敵状態だった若生を鈴木はまさにパワーで圧倒。危険な状態までのKOに葬った。あれ以来、NKBではミドル級とヘビー級の選手を闘わせてはいない。今回はその禁を破り、田村は元NKBヘビー級5位・大畠と闘う。いや、挑戦するといっていいだろう。三日月蹴りに苦杯をなめた日菜太戦からの復帰第1戦としては、高いハードルかもしれない・・・。
判定3-0 50-47・50-46・50-45
第9試合 セミファイナル バンタム級 3分3R
NKBバンタム級5位
則武 知宏○
(テツジム)
NKBバンタム級
×古瀬 翔
(ケーアクティブ)
これは異例のセミファイナルだ。ランキング戦ではあるが、ランカーとノーランカーの試合がセミファイナルで扱われる事はほぼない。これはひとえに則武に対する期待の表れであろう。今年10月のホーストカップで則武は、イノベーションのタネ♡ヨシキと対戦。戦前不利の予想を覆し、3RにKO勝ちを収めた。そもそも則武は本来フライ級で選手でありながらバンタム級で試合を続け、気づけばバンタム級でのランキング入りを果たした。そこに挑戦する古瀬は現在連敗中。恵まれたフィジカルを持ちながら勝利を逃してしまうのは、観ているこちらとしても歯がゆい所。セミでのランキング戦と言う破格の待遇、このチャンスをぜひモノにしたい。
判定2-0 30-29・30-30・30-28
第8試合 55kg契約 3分3R
NKBバンタム級4位
海老原 竜二○
(神武館)
NJKFバンタム級5位
×鰤鰤左衛門
(CORE)
NKBとNJKFのランカー同士による団体対抗戦だ。NJKFバンタム級5位の鰤鰤左衛門は2回目のNKB参戦。前回はNKBバンタム級2位・高嶺と対戦し、終始ペースをグリップ。最後に慌てて高嶺が追いかけたもののどうにもならず、鰤鰤左衛門が判定勝ちを収めた。今回その鰤鰤左衛門を迎え撃つのは、NKBバンタム級4位に位置する海老原。攻撃的なサウスポーでコロナ禍までは試合もコンスタントにこなしており、試合勘もそれほど鈍っていないかもしれない。ただ鰤鰤左衛門はその変則的な闘いぶりから、いったいどんな試合になるかはゴングが鳴るまでは分からないだろう。
判定3-0 30-28・30-28・30-28
第7試合 フェザー級 3分3R
NKBフェザー級5位
鎌田 政興×
(ケーアクティブ)
NKBフェザー級
○勇志
(真門ジム)
「ランキング戦を」とその欲求を声に出していた勇志の望みが遂に叶う。そもそもずい分と前からこのカードは計画されてはいたが、それぞれのスケジュールやこのコロナ禍によりここまで延びてしまった。空手上がりの勇志はその巧みな足技で未だ負けなし。このランキング戦にも絶対の自信を持っているだろう。受けて立つ鎌田は学生キック出身であり、デビュー当初はそのアドバンテージを活かし順調に勝ち星を重ねてきたが、ここ数戦はひと頃の勢いが影を潜めどうもスッキリしない試合が続いている。勢いとモチベーションで言えば勇志だが、やはりランカーは強かったという例はいくらでもある。今回はどうなるのか。
判定0-3 27-30・27-30・27-29
第6試合 63kg契約 3分3R
NJKFライト級4位
吉田 凜汰朗○
(VERTEX)
NKBライト級
×洋介
(渡邉ジム)
NJKFの副理事長でもある若林会長が送り込んできた刺客が、このNJKFライト級4位吉田凜太朗だ。ライト級としては高身長である凜太朗は、終始落ち着いた試合運びを見せるオールラウンダーであり、その体格を活かした攻防が得意な選手。迎え撃つ洋介は前戦をKOで勝ち、波に乗っての今戦となる。とは言え前戦はノーランカーとの試合であり、今回はライト級4位に位置する凜太朗だ。前戦のようなスカッとした結末を迎えられるかどうか。結果は神のみぞ知る。
判定3-0 30-25・30-25・30-25
第5試合 フェザー3分3R
フェザー級
獠太郎△
(DTS KICKBOXING GYM)
フェザー級
△矢吹 翔太
(team pain wind)
NKB初登場の2選手が対決する、このカード。獠太郎は、あの”右の殺し屋”の異名を持つ山本元気に日々指導を受け、試合を重ねてきた選手。一方の矢吹は名門・真樹ジムAICHIからの移籍組であり、その経歴からしても着実なテクニックを持つ選手であろう。ただどちらにしてもNKB外の選手であり、その二人が作り出す試合はNKBとはまた違う世界観を匂い立たせるはずだ。
ドロー 30-30・30-30・30-29
第4試合 フェザー級 3分3R
フェザー級
ベンツ飯田×
(TEAM Aimhigh)
フェザー級
○渉生
(アントジム)
ついにベンツ飯田がNKBに登場だ。実は2019年10月にもベンツ飯田はNKBに登場予定だったが、まさかの台風直撃に遭い大会は中止。ベンツ飯田の試合は無常にも流れてしまった。対する渉生はこれまでもNKBに数度登場、タイ人トレーナーに教わっているだけあって落ち着いたムエタイスタイルの魅力的な選手だ。非常に固いガードが特徴的で、仮に貰ってしまっても顔色一つ変えずに前進してくる、対戦相手にとっては非常にイヤな試合巧者。この試合、その展開も楽しみだが何より「なぜ”ベンツ”飯田なのか?」こちらにも注目したい。
判定0-3 27-30・27-30・28-29
第3試合 ウェルター級 3分3R
NKBウェルター級
龍之介○
(TOKYO KICK WORKS)
JKAウェルター級
×ディスター・トシキ
(KickBox)
以前は「火人(ファイト)」のリングネームで2戦し1勝1分の龍之介。ウェルター級としても平均より高い身長があり、アマ経験もある事からその活躍を期待されている選手の1人だ。対するディスター・トシキはフィリピン出身、これがデビュー戦となる29歳の選手だ。デビュー戦だけあってディスター・トシキの情報は皆無だが、あの鴇会長率いるKick Boxの選手。一筋縄ではいかない選手であろう。お互いこれからの選手だけに外連味のない試合を期待したい。
ディスター・トシキ選手が体調不良の為ドクターストップ。試合中止により龍之介選手の不戦勝
第2試合 53kg契約 3分3R
スーパーフライ級
ナカムランチャイ・ケンタ×
(team AKATSUKI)
NKBフライ級
○杉山 空
(HEAT)
前回10月大会では見事なKOをみせたナカムランチャイ・ケンタが、NKBに連続参戦!1戦1戦成長していく様がまさに伸び盛りといった所だが、ここでプロ生活最初の壁にぶち当たる事となった。相手はデビュー戦の15歳、通常なら「美味しい相手」だが今回ばかりはそうはいかない。対戦相手の杉山空はアマチュアキックボクシングで114戦を経験した、まさにエリート。当然にアマタイトルも獲っており、おそらくテクニックで言えばそこらの大人では敵わないであろう。しかしミドルティーンの弱みはフィジカル。やはり大人のしっかりした身体とは違い、力負けからくるスタミナの消耗で本来のパフォーマンスが発揮できない可能性もある。アマエリート 対 雑草魂。対極にある2人の対決だ。
判定0-3 28-30・28-30・29-30
第1試合 53.52kg契約 3分3R
NKBフライ級
會町Tetsu○
(テツジム)
NKBバンタム級
×幸太
(八王子FSG)
10月大会でデビューした幸太が早くも2戦目を行う。名門・八王子FSGから久々のプロデビュー選手が現れたが、そのデビュー戦はKO負けと言う残念な結果に終わった。対する會町Tetsuは40歳オーバーでデビューし、現在は3戦を経験。所属は「テツジム」だが拠点は姫路にあるテツジムの支部、あのsasoriと同じ「テツジム ドラゴン」だ。当然にsasoriともスパーリングを行うわけで、あの猪突猛進型のsasoriとどんなスパーを行っているのか、気になるところではある。會町は本来フライ級ではあるが、今回は幸太に合わせたバンタム級の契約体重での試合となる。明らかに一回り大きい幸太がプロ初勝利をあげるのか、はたまた体格差を物ともせずに會町が一蹴するのか。セコンドに付くであろうsasoriにも注目したい。
判定2-0 29-28・29-28・29-29